行った先で待ちかまえていた別の黒猫も、シッポを高くあげていました。
「猛猫注意!(注意! 戦う猫)」のステッカーが家の車庫の扉に貼られていました。この家の猫がこんなこわい猫ではないことを祈る、と思いながら歩いていると、家庭菜園のあぜ道に猫がいました。
ちょうどその家の奥さんが通りかかって、「猫が好きだったら、近くに行っていいわよ」と柵の扉を開けてくれたので、中に入らせてもらいました。
少し近づいただけなのに、「シャー!」と、猫は思いっきり怒りました。ステッカーのイラストよりもこわい顔です。そんな様子を見て奥さんは、大喜び。ちゃんと家族でない人間を威嚇できる素晴らしい猫だと、ほめちぎっていました。