次に出会った猫も黒猫でした。4足とも白足袋を履いているので、正確には黒猫とは言わないのでしょうけれど。顎の下とおなか、ヒゲも白いですね。目のオレンジ色がとても魅惑的でした。
4匹立て続けに黒猫ばかりに出会ったのは、偶然だったようです。小さな声で鳴きながら近寄ってきた猫は、茶トラ&白。家の人からいつも可愛がってもらっているのがわかります。人間は可愛がってくれるものと思っていて、すでにゴロゴロと喉を鳴らしています。
衣類のリフォーム店にいる、カムニーという名のオッドアイの猫です。カムニーが店に出ると人が必ず立ち寄るから不思議だ、カムニーはいい仕事をしていると、店の主人が話してくれました。
「あれ?! オママーはどこへ行った?」。カムニーの息子オママーは外で遊んでばかりで、お母さんと違って役に立たない、と店主はぼやいていました。オママーが帰ってくるのは何時頃かと一応尋ねてみましたが、「猫のことだから、わからない」という答えが返ってきました。