10月の終わりに急ぎの用事があり急遽モスクワに赴いたのだが、タイミング悪くモスクワ市のコロナ対策ロックダウンにぶつかってしまった。
ロックダウンといっても、元々の連休と重なっていることもあって、市内はマスクなしで歩く人々で結構な人出である。
生活に必要とされる薬局や食料品店(スーパーマーケット含め)はほぼ正常営業だった。
一般店舗は原則休業であり、ワインショップも閉まっているのに、大手のリカーショップチェーンは営業しているのは不可解である。
一方、レストランやカフェはテイクアウトとデリバリーのみの営業。店内には立ち入りできないよう入り口は机や椅子でブロックされている。
しかし、人気店舗にはマスクなしの長蛇の列ができており、感染対策としていかほどの効果があるのかは疑問なしとしない。
案の定と言うべきか、ロシアでは11月初のロックダウン期間を契機にコロナ感染者数はピークに達し、11月6日には4万人を超えた。
その後、緩やかに減少に転じているものの、11月27日現在の感染者数は3万3119人と依然高水準にある。