新型コロナウイルス感染症による肺炎で亡くなった俳優の千葉真一さん(2018年6月17日撮影、写真:Rodrigo Reyes Marin/アフロ)

 アクション俳優として知られた千葉真一さんが、新型コロナウイルス感染症による肺炎で亡くなられた、と報じられました。

 享年82歳。ワクチン未接種であったことが報じられています。ほかにタレントの川崎麻世氏(58)など、著名人のコロナ感染が続々と報じられており、この稿を準備しました。

 データに即してお話します。2021年7月1日、日本国内で新型コロナウイルス感染症に罹患している人は公表データ(https://www.worldometers.info/coronavirus/country/japan/)によると、1万6866人とカウントされています。

 それからちょうど1か月半後の、8月16日、日本国内の罹患者は16万1303人と数えられている。

 10倍。

 この夏、確認されているだけでも感染者数は10倍にカウントされており、これが十分ではないと考える傍証も出てきています。

 8月18日、東京都の個人PCR検査の陽性率は23.3%(https://stopcovid19.metro.tokyo.lg.jp/cards/positive-rate/)と報じられています。

 こんなに多いわけがありません。何を示しているのか?

 明らかにPCR検査が不足しているから、そもそも母数が少ないから、陽性率が高くなっている。

 保健機関がパンク状態になっているから、真の感染率も把握されていないし、データに乗ってこない感染者が、まだまだいる可能性もこの異常な数値は示しています。

 同じデータを別の見方で検討してみましょう。