この大統領になって、日韓関係だけでなく、男女間の対立も激化している(写真:AP/アフロ)

 文在寅政権の親フェミニズムとそれに伴うフェニミズムブームは、韓国の若い女性の間で急速に広がり、今では学校教育の現場、すなわち小中学校の教師にも広がっている。

 5月5日の子供の日、小学校や中学校にフェニミズム思想を浸透させることを目的としたクローズドな“洗脳教育サイト“が発覚し、物議を醸した。運営者は、小学校の教師が集まった団体と推定されている。

 この洗脳教育サイトが世間の目にさらされたきっかけは、ユーザーによる誤投稿だ。

 あるユーザーが、性犯罪が起きた場合の世論操作に関して投稿した際に誤って別のサイトに転載。その存在が明らかになった。サイトの存在が知れ渡ると、運営者は当該サイトを閉鎖したが、キャッシュに残っており、ほとんどの投稿がアーカイブに登録されている(※サイトについて書いた記事)。

 当該サイトを覗くと、お知らせ欄の上段に「教師(小学校)様歓迎いたします」と書かれている。投稿者のニックネームは、小学校名と地域名の略称で、洗脳教育サイトは2017年から2021年4月29日まで組織的に運営されていたことが投稿から確認できる。

 サイトには小学生を主な対象に、フェミニズム教育を行う詳細な方法や学習指導の行動指針などが掲載されていた。

 フェニミズム思想を持つ小学校の教師が地下組織のようなサイトを作り、フェニミズム思想の拡散に力を注いでいたということだが、特に問題視されているのは、その“指導方法”である。