(山田 珠世:上海在住コラムニスト)
中国共産党が5月31日、3人までの出産を認める“三人っ子政策”を実施する方針を示した。筆者が住む上海でも、このニュースはその日のうちに大きな話題になった。中国のチャットアプリ「微信(ウィーチャット)」のモーメンツ(フェイスブックのタイムラインのようなもの)では、みんなが自分の考えをアップ。その反応の速さから関心の高さが伺えた。
たとえばこんな感じだ。
「娘に『双子の妹と弟が欲しい!』と言われた。あと2人も産んだら、私たち夫婦の命までなくなってしまう」
「あと2人産んで、2人とも男の子だったらどうする? 住宅を2軒用意するなんて、絶対にムリ(泣)」(筆者注:中国では、結婚する際に男性側が住宅を購入する習慣がある)