なお、中国のおにぎりは日本のおにぎりと比べると種類を問わず具が片側に寄せて入れられていることが多いようです。そのため口に入れる角度によって、具材が舌に触れる感覚がかなり変わってきます。

 さて、ローソンのおにぎりですが、割って中身を見た感覚としては、具材の量はやや控えめであるような印象を覚えました。といっても極端にスカスカであるというわけではありません。味のバランスを考えたらこれくらいの量がちょうどいいという人も多いかもしれません。

 実際に食べてみると、見た目は控えめながら、ツナマヨの味と食感はしっかり感じられました。お値段もお手頃なので、軽食としての納得感は十分感じられます。

ボリュームのセブン-イレブン

 続いて、セブン-イレブンのおにぎりを検証してみました。値段はローソンに比べ0.6元(約9.7円)高い4.2元(約68.4円)す。開封の際に海苔を上手く剥がせず、やや見栄えの良くない写真となってしまいました(下の写真)。

中国のセブン-イレブンで売られているツナマヨおにぎりの中身

 同じように包丁で割って中の具材を確認したところ、一目ではっきりわかるほど、ツナマヨがボリュームたっぷりに入っていました。その量はローソンのおにぎりを確実に上回っています。ローソンより価格が高いだけあり、具材もリッチなものとなっています。

 実際に食べてみても、ツナマヨの味と食感のレベルが非常に高く、大いに満足感を得ることができました。ローソンには申し訳ないですが、0.6元の価格差を上回るクオリティの開きを感じました。

“風味”はあったファミリーマート

 最後に、筆者が住む上海市内では最もよく目にするファミリーマートのツナマヨおにぎりです。値段は3.3元(53.8円)と、今回検証した中では最も低い価格でした。