(https://www.vanityfair.com/news/2020/10/becoming-aoc-cover-story-2020)
通称AOCは過激派リベラルから変身
上のリンクの写真をご覧いただきたい。
ポピュラーカルチャーやファッション、時事解説、有名人との単独会見記事で一定の評価を受けてきた発行部数120万の月刊誌、「バニティフェア」(2020年12月号)の表紙だ。
モデルは、サテン(朱子織り)と思われる純白のスーツを着こなした美形の女性。お金持ちのヤングミセスか、あるいはパリパリのアラサー、女性起業家か、と思いきや・・・。
今注目の民主党リベラル派の下院議員センセイである。
キャッチには「AOC、彼女のこれからの4年」と書かれている。
AOCとは、今や米メディアでも定着しているアレクサンドリア・オカシオ・コルテス下院議員(31=民主党、ニューヨーク第14区選出)の通称。
長ったらしい名前を嫌ったのだろうだろうが、若者を中心に今では都会居住の一般市民でも知っている。
民主党のエスタブリッシュメントを激しく批判、温暖化阻止の具体策として「グリーン・ディール」を提唱。過激派リベラルと党内エスタブリッシュメントからは敬遠されたが、そのフレッシュさがメディアの注目を集めた。
2018年、初陣の予備選では党の古参議員を破って大金星。その勢いに乗って本選挙では共和党候補に完勝。一躍有名になった。
ちなみに、米国で名前をイニシアルで呼ばれる政治家はそう多くはいない。