日本にとって極めてつながりの深い台湾が中国の軍事的恫喝にさらされている

 中国はこれまで、中国人民解放軍という名の軍隊を使って、ウイグル族、チベット族の地域を戦後のドサクサに紛れて占拠した。

 香港では、武装警察を使って香港の自由化デモを力でねじ伏せ、中国共産党政権を批判する実業家や大学教授を拘束した。

 中国共産党の圧政から自由を求める動きをことごとく弾圧しているのである。

 そして今、台湾を軍事的に恫喝している。今年の6月頃から、台湾を恫喝する軍事演習を活発化している。

 併せて、中国紙「環球時報」は、「中国軍は台湾を統一する準備ができている。台湾の分離主義を甘く見てはいけない」と伝えた。

 台湾の防空識別圏に頻繁に侵入し、「台湾に上陸侵攻するぞ」と軍事的圧力をかけ、不安と恐怖を煽っている。

 中国軍は、台湾に不都合な政権が存在する間、台湾に対して執拗に軍事的な恫喝や威嚇を継続して行ってきた。

 今、まさにそれが活発かつ過激になっている。

 具体的には、台湾領土に対して、戦闘機や爆撃機による模擬航空攻撃(模擬空爆)、海軍艦艇と海軍陸戦隊による上陸侵攻演習、弾道ミサイル発射映像を使った恫喝射撃を行っているのだ。

 これが、中国共産党独裁政権と中国軍のやり方である。