市場で清掃作業をしている人の後をついて歩く猫がいました。
休憩時間のようです。猫はその人に寄り添いました。「食べ物を与えたことは一度もないよ。ただの友だち。お互いに顔を見れば安心するから。それだけ」。
猫と友だちかぁ。いいなあと思いました。
バス停にいる猫は、本当の名前があるそうなのですが、みんなからバスと呼ばれています。
子猫のときに、飼い主を追ってバス停まで来たところ、飼い主がバスに乗って行ってしまいました。しかしこの猫はバス停でずっと待っていたそうです。その間に、バスを待つ人たちから、「猫ちゃん、どうしたの?」「誰かを待っているの?」と、話しかけられたことがうれしかったのでしょう。それから毎日、バス停へくるようになりました。
バス停そばのキオスクの女性によると、「飼い主はもう仕事をリタイアしたので、通勤でバスを利用することもなくなって自宅にいるはず」とのことです。
もしかしたら、バスは、バスに乗りたいと思っているのかもしれません。