最近韓国では株の話で持ちきりである。
それこそサラリーマンから主婦に至るまで、株式投資に夢中になっている。
コロナ禍による乱高下が続いている株価市場で、ついに韓国の株価指数はコロナ禍以前の状態に戻り、底値で買った人たちの儲け話が武勇伝のように伝わる。
一方では、その影でレバレッジを利かせて株価暴落に賭けた人たちが大損したという話もある。
東学アリ(韓国では個人投資家をアリと呼ぶ)運動(コロナ禍で暴落した韓国株を個人投資家が買い支えようという運動)では、サムスン電子が一番買われていると報じられていた。
ところが蓋を開けてみると、実際高騰したのはBBIG株(バイオ、バッテリー、インターネット、ゲーム)であった。
サムスン電子も全く動きがなかったわけではないが、BBIG株に比べるとさほどの変動はなかった。それほどBBIG株の値上がりが凄まじかったともいえる。
さて、今回紹介するのは、韓国のテーマ株である。
テーマ株とは、現在話題になっている材料に関連する企業の銘柄をひとくくりにする株式の分類方法の一つだ。最近面白かった株の話をしてみよう。
シンプン製薬の株価は、7月29日から上昇し7月31日も取引開始直後から上昇を始めた。一時は1株9万ウォン(約9000円)を超えた。