韓国の株式への個人投資家をアリ(蟻)と呼び、コロナ禍において韓国株の大暴落を買い支えた「東学アリ運動」に発展したことは以前書いた。
(「コロナ禍収束に賭けた韓国人、サムスン株買い漁る」https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/59916)
(「選挙もコロナもそっちのけ、財テクに走る韓国人」https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/60123)
それから約4か月経った今、韓国の株価指数は昨年の水準まで戻り、彼らが一番に買い漁ったサムスン電子の株価も安定してきた。
ここで一儲けしたアリたちは、海外投資に目を向け始めた。
韓国で個人的に投資するとなると、まず不動産(主にアパート)と株である。
不動産に比べ、株は比較的少ない資金で運用することができる。そのため、コロナ禍で低迷する株にまず投資が増えた。
これまで不動産で儲けたという人は多く見かけるが、株で大儲けしたという人はほとんど見られない。
不動産はこれまで横ばいはあるものの、ずっと右肩上がりを続けてきたからだ。