今回の仁川国際空港の発表は、憧れの公社に入社するため、頑張って受験勉強に勤しんでいる就活生たちにとって晴天の霹靂のようなニュースなのだ。

 特に、仁川空港公社を皮切りに他の公社も同じように非正規職を正規職に換えるとなると、新規採用が減ってしまう可能性もある。

 仁川国際空港公社のような公社に入社するためには、基本的にTOEICは900点代後半、コンピューター活用能力、英語のスピーキング力、韓国歴史、韓国語能力試験など、各種の資格も必要だとされる。

 高級公務員試験に負けないスペックを要求されるわけだ。

 特に、今年は新型コロナ感染症の広がりで民間企業も就職口が狭まり、就活生にとっては公的機関が頼みの綱。

 それなのに、非正規職の正規職化で新規雇用が減るとなれば、しわ寄せは自分たちに降りかかって来る。だから反対なのだ。

 それだけではない。自分たちは一生懸命勉強して受験に備えているのに、それほど勉強もせずに非正規職として採用された人たちが正規職に収まるというのは逆差別ではないかとまで考える。

 こうした恨みつらみを込めて、就活生たちは一致団結して集団行動に乗り出した。

 それが、「折れたペン運動」である。