2020年5月5日、韓国は連休最終日にプロ野球が開幕した。
韓国政府は、連休明けの6日からはこれまでの新型コロナウイルス対策を緩和した。
約2か月半、韓国での生活は重苦しく、憂鬱な日々だった。新規感染者は急減しているが、再流行への懸念も残る。また経済への本格的な影響はこれからだ。
「本当に恐怖と憂鬱の日々だった・・・」
最近、韓国では徐々に会食の約束が復活しつつある。久しぶりに会う知人は口を揃えてこう話す。
国内新規感染ゼロに
午前零時時点で韓国政府が毎日発表している新規感染者数は、4月30日4人、5月1日9人、2日6人、3日13人、4日8人、5日3人、6日2人だ。
最近は国内での感染者はゼロで、すべて海外からの入国者を水際で発見した数人だけという日も多い。
こうした実績を背景に、韓国政府は、徐々に日常生活への回帰を図っている。
3月22日に始まった「社会的距離の確保」策は、5日で終了して6日から「生活防疫」に移行した。
社会的距離の確保策では、不要不急の外出自粛、室内運動施設、カラオケ、遊興店、教会などの営業や活動を原則中止させた。
これに伴い各種行事、会食はもちろん、企業を訪問しての商談さえもほとんどなくなっていた。
1か月以上も続いた措置だったが、今後は手洗いの励行やマスクの着用、換気や人人との間の距離を置くなど、感染対策を徹底しながら生活を徐々に元に戻す方向に舵を切った。