ホールフーズ・マーケットから宅配サービスの商品を運ぶ配達員(写真:ロイター/アフロ)

 米アマゾン・ドット・コムは4月13日、北米の物流施設などで7万5000人を追加採用すると明らかにした

10万人の募集枠、1カ月で定員到達

 3月16日に10万人を新規雇用すると発表していたが、わずか1カ月で募集枠が定員に達したという。米国では新型コロナウイルスの感染拡大の抑制に向け、全国規模の外出制限が敷かれている。こうした中、依然eコマース需要が急増しており、さらに人員が必要になったとしている。

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 米国とカナダ、メキシコで新規募集するのは、倉庫業務の人員や配達ドライバーのほか、傘下のスーパー「ホールフーズ・マーケット」の商品棚からピックアップして袋詰めする「ショッパー」と呼ぶ人員。ウェブサイトでは、「履歴書も経験も不要で、わずか7日で仕事に就けます」と案内している。

 米ウォールストリート・ジャーナルによると、今回の計17万5000人の新規雇用は、アマゾンの米国従業員数の4割弱。年末商戦時の臨時雇用のような規模だという。

賃金引き上げに540億円超投じる

 アマゾンは併せて、時間給労働者の賃金引き上げに5億ドル(約540億円)超を投じる計画を明らかにした。