大航海時代、航路の重要拠点だったゴールはポルトガルが統治し、17世紀初頭にゴール要塞の礎ができました。その後、1640年にポルトガルがオランダ軍との戦いに敗れ、ゴールはオランダの統治下に置かれます。オランダ統治の時代に、強固な要塞が建設され、城壁の中に町も造られました。

 オランダ統治時代はおよそ150年続きましたが、18世紀末に支配者がイギリスに代わります。話し合いにより、オランダからイギリスへと譲渡されたので、当時の建造物は破壊を免れ、いまも200年以上前の建物が残っています。

 ゴールの要塞は、半島の地形を生かして、石と土塁(敵の侵入を防ぐため土で作られた堤防)で築かれています。

 土塁でできた砦の近くにも猫たちの姿があります。

 砦はけっこうな高さがありますが、低い塀なら小さな猫だって登れます。

 町中で猫にカメラを向けていたら、男の子が気を利かせて、別の猫を連れてきてくれました。