2019年8月16日、新型兵器の試射を指揮する金正恩委員長(提供:KCNA/新華社/アフロ)

(朴 承珉:在ソウルジャーナリスト)


 北朝鮮から時期外れの「クリスマスプレゼント」が近いうちに届くことになるかも知れない。

 朝鮮中央通信は12月29日、「北朝鮮の金正恩委員長が28日、労働党第7期第5回全員会議を開き、“歴史的な報告”をした」と報道した。同通信は同日、「朝鮮労働党中央委員会政治局常務委員会の決定によって、朝鮮労働党中央委員会第7期第5回全員会議が12月28日、平壌で召集された」と明らかにした。

 北朝鮮が党全体会議を開いたのは、4月10日、第7期第4回全員会議以降8カ月余りぶりだ。全体会議は29日まで続く模様だ。

ICBM開発の「継続宣言」

 同通信によれば、「金正恩委員長が朝鮮労働党中央委員会の活動状況と国家活動全般について報告した」とのことだが、金正恩委員長の報告内容が具体的に何かは紹介されていない。

 今回の会議の議題については「現在の情勢下で、わが党と国家の当面の闘争方向やわが革命の新たな勝利を得るための重要な政策的問題が上程された」(朝鮮中央通信)とのことだが、こちらも詳細は明らかにされていない。