アマゾンCEO、ジェフ・ベゾス。2014年6月資料写真(写真:AP/アフロ)

 米市場調査会社のeマーケターによると、米アマゾン・ドット・コムの今年(2019年)の米国インターネット広告収入は98億5000万ドル(約1兆700億円)となり、100億ドルの大台に迫る見通しだ。

2021年には167億ドル規模に

 その前年比伸び率は33.1%。同社のネット広告の伸び率は、米国で年間10億ドル以上のネット広告収入があるどの企業よりも高くなるとeマーケターは分析している。

 また、来年のアマゾンの米ネット広告収入は、同32.5%増の130億6000万ドルとなり、100億ドルを超える。これが2021年は167億1000万ドルにまで拡大するとみている。

 これに伴ってシェアも拡大するという。

 同社の米国シェアは昨年時点で6.8%だった。これが今年は7.6%に拡大。勢いはその後も止まらず、2021年には9.7%と、ほぼ1割に達するという。

伸び率はグーグルの2倍以上

 さらに興味深いのはアマゾンの伸び率だという。eマーケターが予測する2021年の前年比伸び率は28.0%。この伸び率予測のランキングではアマゾンがダントツ。2位の米フェイスブックを10ポイント以上上回り、3位の米グーグルの2倍以上になるという。