趣味が「ラクに稼げて、人生を豊かにしてくれる」副業に

(人事・戦略コンサルタント:松本利明)

 こんにちは、人事戦略コンサルタントの松本利明です。PwC、マーサー、アクセンチュアなどの外資系大手のコンサルティング会社などで24年以上、人事と働き方の改革を行ってくる中で「おやっ!?」と思えることが実は多く発生してきました。

 実は、世間で言われる「セオリー」の9割が間違っているのです。思ったような効果が出ないのは、計算ミスより計算式そのものが間違っているのです。うすうす、あなたも気づいているのではないでしょうか?

副業選びに潜む罠

「働き方改革」で残業時間が減ったのなら、手に入れた時間は人生を充実させることに使わないと意味がありません。そんなことは誰しも頭では分かっていることでしょう。しかし、現実もあります。収入が落ち込んだ分は、持て余した時間を使った「副業」で挽回することを考える人もいるでしょう。ただし、その副業選びに罠があります。

今の仕事の延長線上で副業を探すと失敗することも・・・

 副業は今手に入る状況から選ぼうとするとドツボにはまります。時間給のアルバイトではない副業は「バイトル」などのアルバイト向けサイトには掲載されていません。「いい副業がないから、とりあえずは時間給のアルバイトでも」と考えたとしても、実際にはおじさん世代の狭いダイバーシティ感では受け入れられません。息子の年齢のような正社員にアルバイトとして使われても平気なメンタルを持つ中高年はごく少数だからです。小さなプライドが邪魔してしまうのです。それに「会社の同僚や家族、友達にバレないように」と世間体を気にするのも辛いもの。なんとか条件の合うアルバイトが見つかったとしても、そのうちにAIやさらに時給が低い人に奪われてしまうかもしれません。