韓国で日本製品の不買運動が始まってから1か月。依然として拡散を続け、沈静化する気配はない。
生活の隅々にまで日本製品が入り込み、日韓企業の協業も深く、多様で、「いったいどこまでが不買運動の対象なのか?」という声も出ている。
2019年8月1日、朝、ソウル市内の地下鉄に乗ってふと顔を上げて驚いた。すべての車両のドアに「ボイコット ジャパン」というステッカーが貼ってあるのだ。
「行きません 買いません」とあり、「これは始まりに過ぎない」とも書いてある。
アサヒ、キリン、サッポロ、エビスは売りません
日本への旅行に行かず、日本製品の購入をしないという不買運動を呼びかけるステッカーだ。すべての車両のすべてのドアに貼り付けるのだから、かなりの手間がかかったはずだ。
「どの団体かな?」と思ってステッカーを良く見たら「ソウル交通公社労働組合」とあった。地下鉄を運行する労組だった。
前夜、夜の8時過ぎに、ソウルの江南地区の大型スーパーに行ってみた。
ビール売り場に行ったら、6月までは「売れ筋」だった日本産ビールの大半が撤去されていた。
「アサヒ、キリン、サッポロ、エビスは販売しません」という紙が貼ってある。なぜか、「プレミアムモルツ」だけは置いてあった。
7月に始まった韓国内での日本製品不買運動はさらに拡散している。