町の高低差を利用して、猫たちは思い思いに散歩したり、移動したりします。
キュートな柄の猫にも出会いました。
道ですれ違うときに地元の人が挨拶をしてくれたり、レストランでていねいに料理の説明をしてくれたり。また、猫を撮っていると名前を教えてくれたりと、この町での滞在は、ほのぼのとした思い出として残っています。
大きなスタンダード・プードルが店番をしているペットショップがありました。店のオーナーから、「この町は、好きですか?」と聞かれたので、「もちろん、好きです。人々がとても親切にしてくれます」と返しました。「こんなに時間がかかる場所へ、遠くから、わざわざ来てくれるんだもの。いい思い出を残してほしいって、みんな思っているんじゃないかしら。」
猫が猫らしく暮らせる町は、人々の猫に対する理解が深いのではないかと思います。たしかにヴェリコ・タルノヴォまで行くのに時間はかかるけれど、この町で猫と出会い、人々と接すると、来てよかった! と思わずにはいられませんでした。