(文:コーチ・エィ 森田克司)
「やりたいことが見つからない」
よく聞く言葉です。
「やりたいこと」を明確にしていく上でカギとなるもののひとつが、その人が普段から「大切にしている価値」です。
実際、コーチングでもクライアントのやりたいことを深堀りするときに「価値」の視点からみていくことが多くあります。
では、どうしたら「価値」を発見したり、認識したりすることができるのでしょうか。
大切な「価値」をつまびらかにする「問い」とは?
もちろん、「何を大切にしているのか?」「何をやりたいのか?」と正面から聞くことはできます。しかし、なかなかうまく言葉にできないことも多いのではないでしょうか。
少しトリッキーなものもありますが、価値を探索するきっかけとなる問いの一部をご紹介します。みなさんも、考えてみてください。
過去にアクセスする
・過去、あなたが最もやりがいを感じたことは何ですか?
・過去、あなたが最も時間を忘れて没頭したことは何ですか?
反応ポイントからアクセスする
・最近、あなたが最もイラっときたことや、怒りを感じたことは何ですか?
・「あなたが今後もやらないこと」で、最も後悔しそうなことは何ですか?
特殊な設定をしてみる
・あなたがTime誌の「今年の人」に選ばれたとしたら、どういう特集内容の記事だと思いますか?
・自分の葬儀では、友人からどういう人と表現されたいですか?