40歳を過ぎて、自分の働き方についてあらためて考えてみようと思った。新卒で社会に出てから、折り返し地点が見えてきたことが理由だ。積み上げてきたキャリア、自分の市場価値、独立の可能性の有無、そしてこれから社会が向かってゆく方向。
いま働く環境に満足しているという人でも、これらが気にならない人はいないだろう。今回は、転職を考えた時にためになる3冊を紹介したい。
『社長、辞めた社員から内容証明が届いています』
この本の冒頭に「確かに一理あるかもしれない」と思うことが書いてある。
“人は絶対的な自由のなかでは幸せを感じることができない。「やるべきこと」「果たすべきこと」があるからこそ、達成感あるいは充実感というものを手にすることができる。
戦後の日本では、働くことで収入を手にするのが幸せへ至る分かりやすい道筋であった。そこでは「働く」ことが目的であって、「なぜ働くのか」について考えるだけの余裕はなかった。”
あたりまえに働かなければならないと思ってきたが、たしかに「自分がなぜ働くのか」をあらためて疑問に思う。