米アップル、人工知能開発ベンチャーTuri買収を発表

米カリフォルニア州サンフランシスコで撮影されたアップルのロゴ(2016年6月13日撮影、資料写真)。(c)AFP/GABRIELLE LURIE〔AFPBB News

 複数の有力海外メディアが伝えるところによると、米アップルはAI(人工知能)分野の技術開発を強化するようだ。

AI部門のシニアバイスプレジデントを新設

 このほど、米グーグルで幹部を務めていた、ジョン・ジャナンドレア氏という著名人を雇い入れ、シニアバイスプレジデントの役職に任命した。

 これまでアップルには、ティム・クック最高経営責任者(CEO)直属の幹部が15人いたが、ジャナンドレア氏は、その16人目となる。アップルがAI部門で、シニアバイスプレジデントの役職を設けるのは、これが初めてだという。

 米ウォールストリート・ジャーナル、米ニューヨーク・タイムズ、英フィナンシャル・タイムズなどが伝えた。

 これらの報道によると、ジャナンドレア氏は、数日前にグーグルを退社したばかり。グーグルでは、「JG」と呼ばれ、高いマネージング能力を持つ人物として、知られていた。

 同氏はメタウェブという新興企業のCTO(最高技術責任者)だったが、2010年にグーグルが、同社を買収し、グーグルに参加。その後は、写真アプリやメールアプリの開発に携わり、2016年に、検索エンジンの責任者に任命された。