アマゾン、法人向け電子メールサービスを提供へ

米アマゾン・ドットコムのロゴ。ニューヨークの記者会見場にて(2011年9月28日撮影、資料写真)。(c)AFP/Emmanuel Dunand〔AFPBB News

 米CNBCが伝えるところによると、米アマゾン・ドットコムは、同社のAI(人工知能)アシスタントサービス「Alexa」に、広告を導入することを検討しているという。

P&Gなどの米企業と協議

 同社はかつて、Alexaで検索広告の事業を展開する計画について示唆していた。だが、これまで何ら具体的なことは明らかになっていない。

 ところが、最近になってアマゾンは、米日用品大手のプロクター・アンド・ギャンブルやクロロックスなどの数社と協議している。このことは、アマゾンが、音声広告事業の立ち上げを準備していることを意味しており、早ければこれが今年(2018年)にも始まる可能性があると、事情に詳しい関係者は話している。

 その内容は、Alexaで企業の商品を宣伝するというもの。ただし宣伝と言っても、「Echo」などのAlexa対応AIスピーカーから、ラジオCMのようなものが流れてくるのではない。利用者がAlexaのショッピング機能を使って商品注文する際に、お薦めの商品ブランドを提案するのだという。

eコマースサイトで展開中の広告事業を音声サービスで

 Alexaを使ったショッピングでは、利用者が購入したい商品について尋ねると、売れ筋の商品ブランドを提案する機能が用意されている。

 米ザ・バージによると、今のところこの機能は、アマゾンがコンピュータのアルゴリズムを使って商品を提案しているに過ぎず、アマゾンはメーカーから広告料を受け取っていない。