米アマゾン、休暇シーズンのトップセラーは人工知能スピーカー

英ロンドンで公開された米アマゾンの人工知能スピーカー「エコー」(2016年9月14日撮影)。(c)AFP/dpa/CHRISTOPH DERNBACH〔AFPBB News

 英フィナンシャル・タイムズが伝えるところによると、米アマゾン・ドットコムは、同社の音声アシスタントサービス「Alexa」を利用できる、メガネ型のウエアラブル機器を開発しているという。

骨伝導システム搭載でイヤホン不要

 アマゾンは同じく、「Lab 126」と呼ばれるその秘密の研究開発部門で、家庭用のセキュリティーカメラシステムも開発しており、こちらもAlexaと連携する。そして、これら2つの製品は、年内にも、スピーカー型音声アシタント機器「Amazon Echo」シリーズの新モデルとともに市場投入されると、アマゾンの計画に詳しい関係者は話している。

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 このうち、メガネ型のウエアラブル機器は、スマートフォンと無線接続して利用する。ただし、グーグルが手がけている製品とは異なり、レンズ部分に情報を表示しない。その代わり、骨伝導音声システムを搭載し、ユーザーは音声でAlexaを利用できるという。

 事情に詳しい関係者によると、アマゾンの機器は一般的なメガネと変わりがなく、違和感がなく身に着けられる。また、骨伝導スピーカーを採用しているため、イヤホンを装着する必要がない。さらに、カメラも搭載しないため、かつてグーグルが、メガネ型ウエアラブル機器「Google Glass」で批判されたような、プライバシー侵害問題もないという。

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実体は身に着ける音声アシスタント機器

 つまり、アマゾンの機器は、メガネ型とは言っても、その実体は、視覚情報を表示するAR(augmented reality、拡張現実)なのではなく、Alexaをより身近に利用できる音声アシスタント機器、ということのようだ。