米メディアの報道によると、米アマゾンがスピーカー型アシスタント機器「Echo」シリーズなどで提供している、クラウドベースの音声アシスタント「Alexa」は、そのサービスや機能の種類がこのほど、1万5000種を超えたという。
スキルの数が急増
これは、アマゾンが“スキル”と呼んでいるもので、同社のほか、さまざまな外部企業が提供している。
例えば、スウェーデンの家具小売り大手、イケア(IKEA)は今年5月、同社ブランドのLED照明を、アマゾンのAlexaをはじめとする音声アシスタントサービスに対応させると発表した。これにより、照明のオン/オフや光量/色温度の調整が、音声命令で行えるようになる。
Alexaのスキルにはこれ以外にも、宅配ピザのドミノピザに注文をしたり、コーヒーチェーンのスターバックスに事前注文をしたり、配車サービスのウーバーにクルマの手配をかけたりするといったものもある。
アマゾンがAlexaと、スキルを作成するためのソフトウエア開発キット(SDK)を、これら外部企業に公開したのは2015年6月のこと。スキルの数は、その1年後に約1000種に達し、昨年9月時点で3000種を超え、今年2月には1万種の大台を突破していた。