フェイスブックは8月9日、同社サービス内に、新たにオリジナル動画番組を配信する「Watch」と呼ぶ機能を導入すると発表した。
YouTube対抗の動画配信
これは、フェイスブックのモバイルアプリのほか、パソコン用ウェブサイト、映像配信機器用アプリで提供するもので、まずは米国の一部の利用者を対象に始めるが、その後、順次規模を拡大していく計画だという。
同社は昨年、米国の利用者を対象に、画面下に「動画」タブを設け、これを通じ人気動画などを配信してきた。今回の新機能は、このタブを改良して提供するのだという。
当初は、特定のクリエーターやパブリッシャーが制作した動画が、これを通じて配信されるが、やがては、米グーグル傘下の動画共有サービス「YouTube」のように、誰もが自由にアップロードできるようにする。
この話題を伝えている米ウォールストリート・ジャーナルによると、フェイスブックのこの新機能は、動画分野への投資を拡大するという同社の広範な戦略の一環。マーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は、今後2~3年で動画が事業成長の最大要因になると見ており、こうした取り組みを進めている。