アップル、スマートウオッチと大画面iPhoneを発表

米カリフォルニア(California)州クパティーノ(Cupertino)で開かれたアップル(Apple)の新製品発表会で展示された「Apple Watch」(2014年9月9日撮影)。(c)AFP/Getty Images/Justin Sullivan〔AFPBB News

 米CNBCが伝えるところによると、米アップルの最高経営責任者(CEO)、ティム・クック氏は、自らの腕に開発中の血糖値測定機器を装着し、日々この機器のテストを行っているという。

クックCEO自らが開発を示唆

 これはグルコース・トラッカーの試作機で、同社の腕時計型情報端末「Apple Watch」と連携して機能する。クックCEOはApple Watchとともにこれを身に着け、自分の血糖値を測っている。

 実は、今回の報道に先立つ今年(2017年)2月、クックCEOは英スコットランドのグラスゴー大学で名誉博士号を受けたが、この時行った講演で、この機器について言及している。

 CNBCなどによると、クックCEOはこの時、学生に向かって、「私はここ数週間、血糖値を継続的に測定するモニターを身に着けていた」と明かし、「食べたものが、血糖値にどのような影響を及ぼすのかを把握できるようになり、一定の血糖値を保つことができるようになった」と述べた。

 アップルは秘密主義で知られるが、CEO自らが、こうして開発中の製品をほのめかすのは異例のことだ。CNBCは、これらの発言や今回得られた情報から、アップルが糖尿病患者や、その予備群の必須アイテムとなり得る機器を開発していることが示されたと報じている。