iPhone、ドイツではT-モバイルが独占販売

2007年9月18日、ロンドンで記者会見するアップル(Apple)の故スティーブ・ジョブズ(Steve Jobs)CEO(当時)。(c)AFP/SHAUN CURRY〔AFPBB News

 米CNBCや米ザ・ バージなどの海外メディアが先ごろ伝えたところによると、米アップルには、生物医学の専門家で構成する秘密のチームがあり、そこで血糖値測定センサーを開発しているという。

スティーブ・ジョブズ着想の生物医学チーム

 同社が開発しているとされるのは、非侵襲的(生体を傷つけない)方法で血糖値を測定するセンサー。光を皮膚に透過させ、血液内のグルコースレベルを、患者に痛みを与えることなく継続的に測るというものだという。

 そして、この生物医学チームは、アップルの極秘プロジェクトの一部であり、故スティーブ・ジョブズ氏が最高経営責任者(CEO)時代に着想されたものだと、CNBCなどは伝えている。

 これらの報道によると、このプロジェクトチームは少なくとも5年前に発足した。1年前の時点で30人のメンバーがいたが、アップルはその後も生物医学分野から多くの人材を引き抜いており、現在は人員が増えている可能性がある。

 また、プロジェクトチームの拠点は、アップルの本社から数キロメートル離れたカリフォルニア州パロアルトにある。このチームはサンフランシスコ湾岸地域の医療機関で実現可能性試験を行っているほか、医療分野の法規制手続きなどを行うため、コンサルタントもを雇い入れているという。

実現すればApple Watchが必携品に

 生命科学の世界では、非侵襲的方法で血糖値を継続的、かつ正確に測定することは至高の目標と言われている。研究者は試行錯誤し、日々研究に取り組んでいる。ただ、これを実現するには数億~数十億ドルの費用がかかるとも言われている。