
神奈川県藤沢市で始まった「ロボネコヤマト」プロジェクトとは?
eコマースの普及や、共働き家庭の増加でスムーズな配達が難しくなっている現代。その影響から、運送業界ではドライバー不足や過剰労働など、さまざまな課題を抱えている。
一刻も早い解決が望まれるなか、自動運転を活用したサービスの実用化を目指す株式会社ディー・エヌ・エー(以下、DeNA)と運送業大手のヤマト運輸株式会社(以下、ヤマト運輸)の2社は「ロボネコヤマト」プロジェクトと銘打ち、4月17日からある実用実験をスタート。4月16日に行なわれた記者発表会では、実用実験の内容を含め、来る自動運転社会を見据えたプロジェクトの全貌を明らかにした。

ロボネコヤマトプロジェクトとは、オンデマンド配送サービス「ロボネコデリバリー」と、買い物代行サービス「ロボネコストア」という2つのサービスを会員ユーザーに期間限定(2017年4月17日~2018年3月31日)で体験してもらうというもの。対象となるのは神奈川県藤沢市の鵠沼海岸1丁目~7丁目、辻堂東海岸1丁目~4丁目、本鵠沼1丁目~5丁目のエリア。プロジェクトと同時に、3台の専用車両がエリア内を駆け巡るという。