アップル、iPhone 7を発表 防水仕様・イヤホンジャック廃止

米サンフランシスコで行われたアップルの発表会で、展示された新製品の周りに集まる人々(2016年9月7日撮影)。(c)AFP/Josh Edelson〔AFPBB News

 米マックルーマーズなどの海外メディアの報道によると、「iPhone 8」の名称で発売されると噂されている、米アップル製スマートフォンの2017年モデルは、カメラに革新的な機能が備わる見通しだという。

自撮り用カメラで顔認証や虹彩認証

 この話題の情報源は、アップル製品の市場動向やサプライチェーン情報に詳しく、新製品や発売時期を当ててきたことで知られる台湾KGI証券のアナリスト、ミン・チー・クオ氏。

 同氏によると、次期iPhoneの前面カメラ、つまり自分撮り用カメラには、従来と同じカメラモジュールのほか、画像の立体情報を得るための2つの赤外線モジュールが搭載されるという。

 これにより、前面カメラで被写体の構成要素のそれぞれの位置や奥行きといった立体情報が得られるようになる。これが何に利用できるかというと、これまでもiPhoneに搭載されるとの観測が出ていた、顔認証や虹彩認証の機能だという。

 これに先立ち同氏は、アップルがより高度のセキュリティ機能を実現するために、iPhoneの将来版で指紋認証機能「Touch ID」を廃止し、顔認証機能を導入すると報告していた。今回の報告で、それが今年発売のモデルになる可能性があると同氏は指摘している。

(参考・関連記事)「アップル、将来版iPhoneで顔認証システム搭載か

 こうした立体情報を得られるカメラを使うと、利用者は自分撮りの3D(3次元)画像をゲームに登場するキャラクターの顔として使ったりすることもできる。将来は仮想現実(VR)や拡張現実(AR)への応用も考えられるという。