トラック突入のベルリン、市内観光客「思うつぼにはならない」

ベルリンのブランデンブルク門近くのクリスマスツリー下でキャンドルをともす女性。前日のクリスマス市での事件では12人が死亡した(2016年12月20日撮影)。(c)AFP/CLEMENS BILAN〔AFPBB News

「我々は全員がベルリンっ子だ」

 12人が死亡し48人が重軽傷を負ったドイツ・ベルリンでのクリスマス市へのトラック突入テロを受けて、フランスのブルノ・ルルー内相は12月19日、ベルリンの犠牲者への連帯をこう表明した。

 国民に向けて「年の瀬を迎えて全警官隊が動員されている」と安全を保障するとともに、「用心」することも呼びかけた。

(参考・関連記事)「もうどこにも安全な場所がないフランス人の生活

人手の多い場所を避けるパリ市民

 ルルー内相は同日、フランス東部ストラスブールで開かれるフランスで最も古いクリスマス市を視察した。

 フランスではクリスマスの季節、パリの中心街シャンゼリゼ大通りをはじめ、各地でクリスマス市が開かれ、大勢の地元民や観光客でにぎわう。シャンゼリゼ大通りのクリスマス市には毎年、約130万人が訪れる。