米アマゾン・ドットコムは11月14日、米国で展開している家庭向けサービス事業の提供都市をさらに20都市増やしたと発表した。
これは「Amazon Home Services」と呼ぶもので、サービスを頼みたい人と専門業者をネット上で結びつけるマーケットプレース。
ハウスクリーニングや家具の組み立てが人気
利用者は、大型家電の取り付けや、家具の組み立て、ハウスクリーニング、住宅リフォーム・修繕、水道工事といったサービスをプロに依頼することができる。
アマゾンはこれを昨年3月にニューヨーク、ロサンゼルス、サンフランシスコ、シアトルの4都市で始めたが、同年7月には首都ワシントン、アトランタ、ボストン、シカゴ、デトロイトなどの11都市を加えた。
その後、同サービスの利用件数は毎月平均20%の割合で増え続けていると伝えられたが、アマゾンはそれに伴い、対象地域を全米30都市に拡大した。
そして今回新たに、クリーブランド(オハイオ州)、ラスベガス(ネバダ州)、インディアナポリス(インディアナ州)、ミルウォーキー(ウィスコンシン州)、サンアントニオ(テキサス州)、アナーバー(ミシガン州)、ボルダー(コロラド州)、ローリー(ノースカロライナ州)、トレントン(ニュージャージー州)といった都市を加え、合計50都市に広げた。
アマゾンによるとAmazon Home Servicesはサービス開始以来、登録専門業者の数が約16倍に増え、今では60種の専門職による、1200種のサービスが受けられるようになった。
これらのサービスに対する平均的な顧客の評価は、5つ星評価で4.7。ハウスクリーニングや、家具の組み立て、テレビの壁掛け設置といったサービスが特に人気だという。