2015年12月、電通の新入社員だった高橋まつりさん(享年24歳)が自殺した。これは長時間労働による精神障害が原因だったとして、労災が認定された。彼女はインターネット広告部門に所属し、残業が月100時間を超えたこともある。
この事件が注目されたのは、彼女が東大卒の美人で、自殺する直前までツイッターで苛酷な勤務の苦痛を訴えていたためだ。ネットから反響が広がり、マスコミも「長時間労働が原因だ」とか「電通はブラック企業だ」とか騒いでいるが、本当だろうか。
日本の会社はほとんど「ブラック企業」
高橋さんのツイッターアカウントは今は閉鎖されているが、ネット上で拡散したのは次のようなツイートだ。彼女は「死にたい」というシグナルを何度も出していたのに、上司は気づかなかったのだろうか。
休日返上で作った資料をボロくそに言われた。もう体も心もズタズタだ。
もう4時だ 体が震えるよ… しぬ。もう無理そう。つかれた。
土日も出勤しなければならないことがまた決定し、本気で死んでしまいたい。
はたらきたくない。1日の睡眠時間2時間はレベル高すぎる。
死ぬ前に送る遺書メールのCCに誰を入れるのがベストな布陣かを考えてた。