食欲の秋。秋刀魚、松茸、その他諸々、挙げていけばきりが無いほど、秋は食欲を誘惑してくる。しかし、つい調子に乗って食べ過ぎてしまうと、いろいろ後悔もやってくる。健康診断でうるさく指導されるのは避けなければならない。
そんなとき、気になるのがダイエット食品の市場だ。巷には様々なダイエット食品があふれ、しかもどんどん新しい製品が出てくる。メーカーはどのようなニーズや声に応えて商品を開発しているのだろうか。
アサヒグループ食品株式会社アサヒヘルスケア事業本部の磯内爽(いそうち・さやか)さんに、ダイエットに関する市場調査をもとに話を聞いてみた。同社は8月24日に、ダイエット食品シリーズ「スリムアップスリム」の秋冬の新商品を発表した。スリムアップスリムではどのような商品開発が行われているのか。
人はなぜダイエットに向かうのか
――ダイエットに悩む人は一年中取り組まれていると思いますが、その中でもダイエットへの機運が高まる季節というのはあるのでしょうか。
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磯内爽氏(以下、敬称略) グーグルの検索トレンドを調べてみたのですが、ダイエットへの関心が高まる大きなピークが、春の終わりから初夏にかけて出ています。これは、夏に向けて露出が増えてくることで、体型などを気にされる方が多いからでしょう。
ただ、それだけではなく、冬のちょうど年末年始の頃に、また一気にピークが現れます。この時期は、忘年会・クリスマスパーティなど飲み会が続き、さらにお休みに入って、お正月が来たりと、食べる機会が増えるので、体重が増えたり気にされる方が多いようです。そのため、冬のこの時期にもダイエットの意向が高まるといえます。そこで、今回は秋冬の寒い時期に、ホットでも美味しく飲める「スリムアップスリム 乳酸菌+スーパーフードシェイク 黒糖きな粉ラテ」を開発しました。