仏議会で「反アマゾン法」可決、オンライン書店の無料配送禁止

米アマゾン・ドットコムの配送センターで作業中の従業員〔AFPBB News

 先頃、米アマゾン・ドットコムのジェフ・ベゾス最高経営責任者(CEO)がツイッターへの投稿で、「Kindle」の新モデルについて言及したと伝えられたが、米ウォールストリート・ジャーナルの最新の記事によると、同社はやはり、この電子書籍端末の新モデルを準備しているようだ。

バッテリー搭載のカバーを発売か

 同紙は事情に詳しい関係者の話として、アマゾンがまもなく発売するKindleの新モデルは、バッテリーを備える、取り外し可能なカバー(保護ケース)とともに発売されると伝えている。

 これにより、Kindleのバッテリー駆動時間はこれまで以上に長くなり、本体は従来モデルよりも薄くなるという。

 言うまでもなく電子書籍端末は読書するための機器。その本体は軽く、薄く、持ちやすい方がよい。もしウォールストリート・ジャーナルの報道のとおり、こうした構造のKindleが登場すれば、普段は軽く、薄い本体だけで読書し、必要な時にカバーを付けてバッテリーの持ち時間を延ばすといった使い方もできそうだ。

太陽光発電のカバー「サンキッス」

 またウォールストリート・ジャーナルは別の関係者の話として、アマゾンは太陽光発電で充電できるバッテリーを搭載するKindle用カバーも開発していると伝えている。

 太陽電池で充電するバッテリーを搭載するとなると、カバーは相当な大きさと重さになりそうだ。だが、Kindleはスマートフォンやタブレット端末と異なり、液晶ディスプレーではなく、消費電力の低い電子ペーパーを採用している。