米FBI対アップル論争、世論過半数がロック解除支持

アップルのロゴ前に掲げられたiPhone〔AFPBB News

 米アップルがまもなく開催すると噂されているプレス向けイベントは、その開催日が3月21日の週になりそうだと、複数の海外メディアが米リコード(Re/code)の記事を引用して伝えている。

アップル本社でプレスイベント開催

 このアップルのイベントについては、かねて3月15日に開催されると報じられていた。だがリコードが複数の関係者から得た最新の情報によると、開催日は3月21日の週になるという。

 またこれとは別に米バズフィードはアップルがイベントの開催日を3月21日に決定したと報じている。

 バズフィードは事情に詳しい複数の関係者から得られた情報として、今回のイベント会場は、昨年9月に「iPhone 6s」「6s Plus」や「iPad Pro」を発表した米サンフランシスコのビル・グラハム・シビックオーディトリウムよりも小さな規模になると伝えている。

 こうした情報から、会場はアップル本社内のタウンホール・オーディトリウムになる可能性が高いという。

iPhoneの減速鮮明に、iPadは8四半期連続の前年割れ

 アップルの新製品についてはかねて、現行のiPhone 6シリーズよりも小さなiPhoneや、iPadの新モデルなどが発表されるとの観測が流れていた。アップルの狙いについては分かっていないが、これにより同社は販売減速やマイナス成長が続くiPhoneとiPadをテコ入れするものと見られている。

 例えば、一昨年の10~12月期に前年同期比で46%伸びていたiPhoneの販売台数は、その後45%増、35%増、22%増と伸び率が徐々に低下し、昨年10~12月期にはついに0.4%の微増となった。この1%にも満たないiPhoneの伸び率は、2007年にその初代機が登場して以来の最低の数値だ。

 またiPadについては、2013年の10~12月期をピークに減少に転じ、昨年10~12月時点で8四半期連続の前年割れとなった(アップルの業績データ)。