今年の流行語大賞では「爆買い」と共に、「トリプルスリー」が選出されました。
「トリプルスリー」とは、プロ野球において、打者が同一シーズンに「打率3割以上・本塁打30本以上・盗塁30個以上」の成績を記録すること。
確かに、今年は2人もトリプルスリーが誕生した歴史的なシーズンでしたが、当然ながら確定したのはシーズンの終盤。その後に、日本シリーズを経て、あっという間にシーズンオフです。
その短い期間に、ファン以外の世間一般にも今年の「トリプルスリー」が浸透したとは考えにくいのですが・・・。プロ野球ファンの私でも思わず首をひねってしまう選出でした。
限界を決めていたのは自分
ところで、プロ野球のオフシーズンの楽しみは、ストーブリーグ。各チームの選手の動向が気になる季節です。FA宣言した有力選手の行く末は? 戦力外を通告された選手はどうなるのか・・・。
その各チームの戦力外を通告された選手が一堂に介し、さまざまな球団のスカウトの審査を受けるのが「プロ野球12球団合同トライアウト」です。
そちらをタイトルに据えた小説に、『トライアウト』(藤岡陽子著、光文社)があります。