さまざまなコンサルタントが活躍する時代に

 アメリカの男性向けプレミアム・ライフスタイルサイト“チート・シート(The Cheat Sheet)”の9月21日付の記事『2030年までに人々がつく10の職業』で、将来有望な職業のトップ10として次のようなものをあげている。

 その多くはネットに関連する仕事だが、その中には「未来の仕事スペシャリスト」や「企業かく乱家」のようなユニークなものもある。

1.ボットロビイスト(Bot lobbiest)

 Botとは定期的に決められたつぶやきをツイートするアカウントのことだ。転じてボットロビイストとは、このボットの機能など、ソーシャルメディアの機能を上手く利用することで、クライアントのビジネスやマーケティングを支援してくれる人を指す。

2. 未来貨幣投機家(Future currency speculator)

 成長している仮想通貨市場は間違いなく仮想通貨の専門家を必要とするようになるだろう。

3. 生産カウンセラー(Productivity counselors)

 生産カウンセラーはクライアントに健康管理から時間管理に至るまで、人生全般の生産性を上げるためのありとあらゆることをアドバイスする。

4. 微生物バランサー(Microbial balancer)

 危険な細菌の薬剤に対する懸念が増している一方、細菌の新しい形態も発見される中、訓練を受けたバランサー(均衡調整役)が微生物の組成を評価するために必要とされるだろう。

5. ミームエージェント(Meme agent)

 ミームとは進化生物学者であるリチャード・ドーキンスが提唱する「文化的遺伝子」のことで、まるで遺伝子のように人から人へとコピーされる情報のことを指す。我々はありとあらゆる種類の著名人のための代理人を既に持っているのだから、近い将来、インターネット上でスターたちの代理を務める職業もできることだろう。

6. ビッグデータ・ドクター(Big data doctor)

 ビッグデータは、すでに多くの産業に多大な影響力を持っている。そしてヘルスケアがその次に来るだろう。患者の伝記プロファイルと個人データに基づいて治療を施す新世代の医師が誕生する可能性がある。

7. クラウドファンディング・スペシャリスト(Crowdfunding specialist)

 キックスターターやインディーゴーゴーのようなクラウドファンディング・ウェブサイトの人気を考えれば、資金集めのアドバイスをする専門家のニーズは今後高まっていくだろう。