厚生労働省の発表によると、平成26年度の医療費は前年度に比べ約0.7兆円増加し、約40兆円(39兆9556億円)となりました。高齢化が進むのに伴い、医療費は毎年約1兆円ずつ増加を続けています。
下のグラフは、家計消費状況調査(総務省統計局)における「保険医療」の結果です。国勢調査があった2010年=100とした時の名目および実質の指数を示しています。単身世帯を示す青色と水色の線を見ると毎年伸びを続けており、リーマンショックのあった2009年に一時的に落ち込みはしたものの、ずっと右肩上がりとなっていることが分かります。
単身世帯の中で高齢者(65歳以上)が占める割合は16.4%(2010年国勢調査)と言われており、若年層や働く世代においても「保健医療」の支出は家計に占める負担感が大きいものと推察されます。