今夏米国で売れに売れたベストセラーである。著者は一世を風靡したプレイボーイ誌の元プレイメート、ホーリー・マデソンさん(35)。と言うよりも同誌の創業者ヒュー・へフナー氏(89)の元愛人兼モデル兼女優と言った方が世俗的には正確かもしれない。
ヘフナー氏は現在89歳。1970年代から80年代にかけて、若い美女たちをスカウトしてはビバリーヒルズの豪邸にはべらせ、酒とマリワナとセックスに明け暮れる「現代版アラビアンナイトのハーレム」の帝王だ。
もっともこの帝王、ただ女たちを愉しむだけではなく、彼女たちのヌード写真をプレイボーイ誌上に載せたり、自作のテレビドラマに出演させるなど私生活とビジネスを見事に両立させていた。
ところがその豪邸内でいったい何が起こっているのか、その実態についてはこれまでベールに包まれてきた。それだけに本書の出版計画が公表されるや、出版社には予約が殺到。初版10万部が直ちに決まった。
かのマリリン・モンロー2世を目指した長身金髪美女
むろん、それだけではない。何せ、著者ホーリーは、一時はかのマリリン・モンロー2世を目指したという金髪美女。身長1メートル70センチ、体重56キロ。サイズは上から91.5-66-91.5。
「ホーリーは、2001年から7年間、何回となく、プレイボーイ誌の表紙やヌードグラビアに登場。その豊満な肉体を観賞してきた男性がホーリーの自叙伝だと聞いて、我先に買い求めようとしたのでしょう」(ハリウッド芸能サイトのベテラン記者)
さてそのホーリーが明らかにする「Playboy Manson」(プレイボーイ館=やかた)と呼ばれるハフナー氏の豪邸とは――。
ビバリーヒルズの高台にそびえる木々に囲まれた敷地5.3エーカー。英国チューダー王朝が好んだゴシック建築様式の2階建ての建物。
ハフナー氏の寝室のほか、はべらせる女性7人(Seven Girlfriends)のためのベッド6室(1人はハフナー氏と同衾するため不要)のほか居間、社交室、映写室、ゲーム室など22室。敷地内にはテニスやバスケットボールのコート、プールなどまである。