7月27日午後6時、ヨン様こと韓国の俳優ペ・ヨンジュン氏が結婚した。
最近、韓国の有名芸能人は、非公開の地味婚がトレンドになっていて、彼もまたトレンドに沿って非公開の地味婚にすると発表した。
通常は非公開と言っても、式の前に記者会見を開いたりして、マスコミやファンへのサービスはするものだが、ヨン様に関しては全くそれもないという。それでも韓国が誇る韓流スター第1号とあって、韓国でも芸能ニュースでは連日結婚に関しての報道が続いた。
さて、結婚式前夜、筆者は仕事で結婚式が行われるホテルのロビーでヨン様のファンらしき日本人の年配の女性たちをたくさん見かけた。話しかけてみると、ヨン様の結婚式を見たくて韓国にやってきたという。
式が始まる12時間前に行列
だが、きちんとした予定はなく、近くにいればヨン様に一目会えるのではないかというかすかな期待でここまでやってきたのだとか。いったい、この女性たちをここまで動かす原動力はどこにあるのだろう。
結婚式は、シェラトンホテルの敷地内にある大邸宅をイメージした別館、アストン・ハウスで午後6時から行われるという告知はあった。それなのに、ファンは式場の近くに朝の6時から並んでいたという。
筆者は12時半頃に着いたが、その時はすでに韓国や日本のマスコミもすでにスタンバイしている状態だった。早く来てもSP(セキュリティポリス)たちが会場へ向かう道の途中で統制しているので、何も取材することはないので、ファンたちへの取材しかできない。
ファンたちは放送NGの人たちがたくさんいた。様々な事情を抱えた女性たちはカメラを向けられるとヨン様の写真入りのセンスやうちわで顔を隠した。
さて、午後1時を少し回った頃、ヨン様が乗った独ダイムラーの高級車「マイバッハ」が到着した。
ファンたちが囲われている道の近くに車が止まり、少し車窓が開けられ、それに応えるようにファンたちのため息交じりの嬌声が上がった。ほんの一瞬の出来事で、すぐに車は式場へ向かう道へと消えてしまった。