ソロの子犬(A Single Dog)の詩集

ママを食い散らし
煮て食べ、焼いて食べ
目玉をくりぬいて食べ
歯をすべて抜いてしまえ
髪をつかんで引っこ抜き
肉の塊にしてスライスする
涙を流せばそれをなめとる
心臓は一番最後に食べる

最も苦痛を与えながら

 上記の詩は、『ソロ子犬(A Single Dog)』という詩集の中の「塾に行きたくない日」というタイトルのものである。この詩を読んだとき、得体の知れない何かに自分が食べられてしまいそうな気持ち悪さにかられた。

詩集は全量回収、廃棄処分に

 この詩集は現在、韓国で物議を醸している。

 特に、著者がまだ小学生の児童(女子)というこということで、親や出版社はどうしてこのような詩集を出そうとしたのか、そのモラルまで問われている。また、詩もさることながら、挿絵も餓鬼が死体を食らっているようでおぞましい。

 「残酷だ」、「親不孝だ」と、ネットには作者や作者の親を非難する書き込みが殺到した。