(本記事は、6月11日までの情報に基づいて執筆されたものです)
韓国出身の日本科学未来館・科学コミュニケーター、金 祉希(キム・ジーヒー)です。
中東呼吸器症候群(以下、MERS:マーズ)が韓国に上陸。そして、感染が日に日に拡大しており、死者も出ているというニュースが連日大きく報道されています。
こちらは、6月11日までの韓国でのMERSの感染者数の推移を表したものです。感染者数が日に日に増えていっていることが一目で分かると思います。
早速、私は、韓国にいる友人の2人に連絡をしてみました。2人の反応は意外と冷静沈着なものでした。
2人ともマスクはしていないそうです。1人の住まいは感染者の出ていない都市なのですが、もう1人はソウル近郊の在住(日本でいうと、東京と神奈川くらいのイメージです)。それでも、マスクをしていないのかと驚きましたが、ちょっと咳をしたりすると、まわりの人がハッとしたように見る様子ではあるようです。マスクをしなくて、大丈夫なのか?と外にいる人間としては、すごく心配になります。