海外メディアの報道によると、かねて噂されている大型の「iPad」には、スタイラス(ペン型入力装置)が採用される可能性があるという。
これはアップルの新製品やその発売時期を独自の調査で的中させてきた台湾KGI証券のアナリスト、ミン・チー・クオ氏が調査ノートで報告したものだ。
専用スタイラス、6月までに発売されるとの予測
米アップルインサイダーが入手したこの調査ノートで同氏は、アップルが出願したスタイラス関連の特許について言及している。
そして、これら特許と自身の調査結果と照らし合わせ、アップルが今年4~6月期に大型iPadの機能を補完するスタイラスを発売すると予測している。
もしクオ氏の予測が正しければ、アップルは故スティーブ・ジョブズ前最高経営責任者(CEO)の意に反した製品を市場投入することになる。
ジョブズ氏は、2007年に初代iPhoneを初めて披露した際、当時多くのタッチディスプレイ式機器が採用していたスタイラスを批判していた。
「スタイラスは本体から取り出したり、しまったりしなければならず、やがてはなくしてしまう。誰もこんなものを欲しくはない。我々は使うのをやめよう」と述べ、指で操作するiPhoneのタッチユーザーインタフェースを紹介した。