米アップルは10月13日、新型スマートフォン「iPhone 6」「同6 Plus」を同月末までに世界36カ国・地域で発売すると発表した

「iPhone 6」、中国本土でも発売へ アップルに通信接続許可

iPhone 6〔AFPBB News

 iPhone 6/6 Plusはすでに米国や日本を含む約30カ国・地域で発売しているが、月末までに新たにアジア、中東、欧州、アフリカなどの国々を加える。

 これでiPhone 6/6 Plusを入手できる国・地域は69カ国・地域になる。また同社は年末までに世界115カ国以上で新モデルが入手できるようになるとしている。iPhone 6/6 Plusは歴代iPhoneシリーズの中で世界展開が最も速いという。

 アップルまず、10月17日に中国、インド、モナコで販売を開始し、その翌週にはイスラエル、チェコ、グリーンランド、ポーランド、南アフリカなどで、10月30日と31日にはバーレーン、クウェート、ギリシャ、ハンガリー、アイスランド、メキシコ、韓国、タイなどで販売を始める。

中国の事前注文、3日間で2000万件との報道

 このうち中国は世界最大のスマートフォン市場で、アップルの4~6月期の売上高の約16%を占めるなど、同社にとって重要な国。同国は、一昨年まで新型iPhoneの発売が米国や日本などより3カ月遅れていたが、昨年初めて初回発売国に加わった。

 ところが今年は当局による許認可の関係で発売が遅れた。

 中国では、3大通信キャリアである、中国移動(チャイナ・モバイル)、中国聯通(チャイナ・ユニコム)、中国電信(チャイナ・テレコム)が、iPhone 6/6 Plusの通信サービスを10月17日から開始する。

 報道によるとこれらのキャリアと小売業者には、受付開始からわずか6時間で200万件の予約があった。また、予約とは異なり実際の購入を意味する事前注文は、受付開始から3日間で2000万件に達したとの報道もある(米シーネット)。

 もしこうした報道が正しければ、米国や日本などの初回発売国の3日間の販売記録、1000万台を軽く超えることになる。