梅雨も終わり、本格的な夏がやって来ると、韓国の女性たちは紫外線を気にし始める。美肌を保つためには日焼け止めクリームを顔だけでなく体中に塗り、さらにUVカット成分が入った化粧品を使う。
筆者の行きつけの皮膚科の医師の話だと「SPF50以上」の製品がお薦めだというが、ファッション雑誌には、SPF30とSPF50のUVカット率はそれぞれ97%と98%なので、それほど違いはないとも書かれている。
夏本番、紫外線が気になる女性の悪戦苦闘
また、SPF指数の高い化粧品はそれだけ肌に負担をかけるという話もあるので、どちらを取るか迷ってしまう。
とにかく、加齢による肌の老化は仕方ないにしても、紫外線による肌の老化は防ぎたいというのは女性共通の思いだろう。
だが、日焼け止めクリームは、べたべたしてちょっと塗る量を多くしようものなら白塗りになりやすく、結局それを隠すためにはファンデーションを上塗りすることになる。夏はそれでなくても暑いのに厚化粧で余計に暑苦しくなる。
これまで、韓国ではフルメークでなく、簡単に素顔感覚の化粧をしたい時にはファンデーションの代わりにBBクリームを主に使ってきた。
これは日本でもブームになったので、ご存じの方も多いかもしれない。だが、BBクリームは、つけてからしばらく時間が経つと顔色がくすんで見えるのが短所だった。
そこで、それらを補正するために発売されたのがシャネルの「CCクリーム」で、爆発的な人気を得た。シャネルのCCクリームのCCとは「Complete Correction」で、補正効果を上げるクリームだという。