時代が変わると世代を表す呼び名も変わってくる。2000年代に入り韓国では「RUBY族」や「ズンマデラ」という新造語が登場した。これらは、韓国の新しい既婚女性を表す用語として定着している。

 男性の場合は、「NOMU(No More Uncle: もうおじさんじゃないよ)族」がある。これらの人たちが韓国の不況には関係なく、新しい消費トレンドを打ち出しているという。

おばさんシンデレラを意味するズンマデラ

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韓国人女性の美貌には世界も注目。写真はカンヌ映画祭に出席した女優のチョン・ジヒョン〔AFPBB News

 まず「ルビー族」とは、新鮮さ(Refresh)、非凡さ(Uncommon)、美しさ(Beautiful)、若さ(Young)の頭文字を取った造語で、従来のおばさんのイメージを拒否する40~50代の女性を意味する。

 従来のお母さん(オモニ)たちは、どんな犠牲を払っても家族のために献身してきたが、ルビー族の女性たちは経済力を持ち、自分自身を大事にし、美容にも関心を持ち、自分磨きに投資する。

 「ズンマデラ」は、おばさんを意味する「アジュンマ」と「シンデレラ」を合成したもので、これもまた結婚してからも自分磨きに余念のないアラフォーの女性たちを指す。

 また、未婚女性に関する造語としては、「ゴールドミス」や「シルバーミス」がある。「ゴールドミス」とは、韓国で従来適齢期を過ぎた未婚女性を表す「オールドミス」という造語があったが、そこから派生した新造語だ。

 つまり、「オールド」を「ゴールド」ともじり、ただ年取っただけじゃなく(高年齢)、高学歴、高収入のアラフォーの女性を指す。

 「シルバーミス」は、「ゴールドミス」をもじり、ゴールドより劣るシルバー、つまり高年齢だが高学歴でも高収入でもなく、ぱっとしない未婚女性を指す。