2.浮気と本気は違う
よく、浮気から始まって本気になるという場合があります。図表8-5で示した浮気のマトリックスで言えば、右上の(2)で、女の浮気がそのうち本気になってしまうパターンです。
本気の場合に求める男性像と、浮気の場合に求める男性像とは違います。本命の男性と別れた時には、つい浮気相手と思っていた男性を本命にしたくなることがあります。
しかし、その浮気相手は長期的関係を築くために選んだ男性ではなく、短期の自分の都合のいい時に本命を補完する意味でつき合った男性です。
ですから、早計に浮気相手を本命とすることは危険を伴いますし、落ち着いて考えれば浮気と本気とは違うことに気づくはずです。
また、男性の不倫で始まって、女も男も本気になって、男性が離婚して浮気相手と再婚しようとする場合も、女性にとっての男性の魅力は、期待したほどではなくて半減しているかもしれません。
浮気相手としては輝いていたかもしれませんが、離婚して慰謝料を払った後の相手を、長期的な恋愛相手として見た時に、多少の失望感を覚えたとしても不思議ではないです。
また男性にとっても不倫相手であったから女性との恋愛に燃えたのであるし、その不倫という縛りが取れた後、引き続き燃えた気持ちが続くかしっかり考えなければなりません。
3.うそは完全につき通す
浮気のアルゴリズムで申し上げましたが、浮気というのはいつでも発覚の危険性を有しています。計算違いによって、浮気が本命の相手に分かってしまうことがしばしば起こります。しかし、原則は絶対に本命には秘匿するように努力することが肝心です。
繰り返しますが、浮気が発覚して得する人は誰もいません。浮気する自分はもちろん、浮気される側も事実を知って悲しみ、怒り、裏切られたと感じ、絶望的になります。
ですから、どんな状況になったとしても、たとえセックスの現場に踏み込まれたとしても、浮気であることは認めないことが肝心です。
「知らぬが仏」とは浮気をする側の言葉に聞こえてしまいますが、実際には浮気をされる方が望んでいることなのです。
